次に到着したのは北杜市明野町にある「ミサワワイナリー」です。勝沼町にあるグレイスワイナリー(中央葡萄酒)が2002年にぶどう畑をこの地に開園し、2005年にはワイナリーを設立しました。
農場長の赤松さんにお忙し中時間を割いて頂き、畑をご案内して頂きました。
まずはこの景色!ワイナリーや圃場から富士山、南アルプス、八ヶ岳が見渡せます。標高700m前後の高地にあり、昼夜の寒暖差、明野の特徴である日照時間の長さ、水はけの良い緩やかな斜面、ぶどう栽培に適した様々な条件を備えたこの地を新しい圃場として開墾したのは2002年の事だそうです。
開園当時はメルロ、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、シャルドネなどフランス系品種の栽培が中心だったそうです。開園にあたっては、土壌改良や排水性を良くするため地中へ石灰質の石を埋めるなど大掛かりな造成も行い理想的な圃場作りを追求したそうです。初期に植えられた樹はちょうど10年が経ちます。ちょうどこれからますます良いぶどうが収穫できる時期にきているのではないでしょうか。
こちらはより排水を良くするため高畝にしたもの。日本は夏から秋の降雨の多さが一つの課題とされていて、それを解決する一つの方法です。事実かなりの成果を上げていてよいぶどうが収穫できているそうです。
開園当初はこの園では欧州系のぶどうのみを栽培しようとしていたそうですが、2000年代半ばドイツのラインガウで栽培された甲州種のワインが登場したことが一つのきっかけとなり明野でも甲州種を植えてみようと言う事になったそうです。ドイツでは当地のぶどうと同じように垣根仕立てにされた甲州。日本では樹勢(のびる勢い)の強い甲州は垣根仕ては無理というのが通説だったのですが必ずしもそうではないという事がわかり、新しく垣根仕立ての甲州に挑戦することにしたそうです。
2009年から3年をかけて約3haの高畝式の垣根仕立ての甲州の畑を作りました。これから樹齢が上がって行くにつれて新しい可能性を持った甲州種のワインが生まれて行くでしょう。楽しみです。
勝沼とは全く違った環境に、新しい可能性を見つけて行く赤松農場長ほか中央葡萄酒の皆様の熱意に感動しました。
圃場を案内して頂いた後はワインのテイスティングを少々して(私だけ…)ミサワワイナリーを後にしました。
帰り道はやや夕方の日を浴び始めた富士山に向かって走ります。余談ですが山梨は四方を山に囲まれているせいか山梨県民は東西南北を無意識に確認しているそうです。私は県外出身なうえに方向音痴な方なので自分の家の東西南北も時々わからなくなりますが、山梨県民的には信じられないらしいです…
一路勝沼を目指す!前に、韮崎の知り合いのレストランに寄りコーヒーを頂きながら一時間ほどおしゃべりして、甲府の知り合いのケーキ屋さんにも寄りケーキを買いながらまた一時間ほどおしゃべりして…
勝沼に帰り着いたときにはすっかり夜になっていました♪仕事上の収穫もたっぷりで良い一日でした。




