1999年フランスの旅 – 09 –

1999年10月20日 晴れ(17日目)日帰りでリエルグ村へ

今日はH氏の卒業した辻調理師専門学校のフランス校に遊びに行くことに。リヨン近郊と言ってもそこそこ遠い。まずは学校の最寄駅のあるヴィルフランシュまで列車で行くために切符を買った。が、しかし、今日は列車の代わりにバスが代替運行していることが直前に判明し、慌てて列車のホームからバス乗り場に移動した。たぶん乗る人が少ない時期や時間帯はバスになるのだと思う。9時28分に発車して10時30ごろヴィルフランシュ駅到着の約一時間のバスの旅。そういえばバスの中からリヨン近郊にある三つ星レストランの「ポール・ボキューズ」が見えた。なかなかド派手な外観にびっくり。
ヴィルフランシュの駅から学校のあるリエルグ村までは路線バスでも行けるのだがちょうどいい時間のバスがなかったのでタクシーで行くことにした。

懐かしの母校に到着。ここの学生は半年のあいだ全員で寮生活をしてみっちりとフランス料理を叩き込まれることとなる。
まずは校舎の周りをぶらぶらと見学。学校訪問をすることはあらかじめ連絡してあったので恩師に再会し、しばし近況報告やこの旅の話などをする。この学校では学生がチームに別れて調理、接客、お客さんの三役を交代で受け持ちレストランさながらの訓練を行なっている。ちょうどお昼時に訪問したので先生たちと同席させてもらいお客さん係としてランチをご馳走になった。4月期と10月期から新しい学生が授業を受け始めるのでまだまだフランス校生活が始まったばかりの初々しい学生さんたちのお料理とサービスを楽しませてもらった。

本日のメニューはソール・ボンファム(舌平目のボンファム風)、ナバラン・ダニョー(仔羊の煮込み)、フロマージュのワゴン、レモンのタルトレット。ご馳走様でした!!
しかしH氏の留学当時はおろかこの時点でも、まだネット環境はないに等しく日本の家族との連絡もままならないような時代だった。今はスマホで日本の情報も見放題だし家族や友達ともすぐに繋がれるんだろう。それがいいことでもあるし、つまらないことでもあるようで時代の変化を感じてしまう。

学校見学の後はリエルグ村に散歩に行く。いくつかの商店が並ぶ小さな村を歩き、当時買い物をしていた店を見つけて懐かしんだ。
リエルグ村はブルゴーニュ地方の南端のボージョレ地区にあるので周辺の畑にはボージョレに使用されるガメイ種の葡萄が植えられている。学校の校舎自体もこの村のシャトーを買い取って使っていて、今も隣接するワイナリーでワインの醸造を行いこのフランス校の名前と同じ「シャトー・ド・レクレール」というワインを作っている。

一度学校に戻りタクシーを呼んでヴィルフランシュまで行ったら駅に列車がすぐ来たので帰りはリヨンまで30分ほどで到着。駅で明日のTGV(フランスの新幹線)の指定席を予約した。ホテルに帰る前に買い物をする。野うさぎのテリーヌ、生ハム、ラタトゥイユ、チーズ、いちじく、パン、ワイン。18時ごろホテルに帰り休む。夜ごはんは買ってきたものとワインで済ませる。

列車 54F×2、タクシー 52F 67F、テリーヌ等 101.8F、ワイン等 51,35F、パン 3.8F、TGV予約 80F
計 463.95F(8,351円)

1999年10月21日 くもり(18日目)リヨンからカンヌへ

7時30分起床。朝食を食べずに8時過ぎホテルをチェックアウト。メトロでパールデュー駅へ向かう。リヨンには大きな駅が二つあって、旧市街に近いペラーシュ駅と新しい街の方にあるパールデュー駅となる。遠距離のTGVは主にパールデュー駅から出ている。駅でcafeとパンを食べて9時18分のTGVに乗る。

14時すぎカンヌ到着。街を少し歩いて二つ星ホテルに決める。さすが高級リゾート地だけあってホテルはちょっとお高め。でも開放的で雰囲気の良い感じのホテル。荷物を置いてちょっと休んでから街を見に出かける。大通りを歩いてレストランの下見などしながら街を一巡りする。カンヌといえば映画祭だけど、高そうなホテルやショップが並んでいたりして高級ビーチリゾートな雰囲気だ。

一旦ホテルに帰り一休み、19時ごろ出かける。せっかくコート・ダジュールまでやって来たのでシーフードレストランへ。118FのMenuを注文する。ムール・マリニーエル(ムール貝の白ワイン蒸し)、スープ・ド・ポワソン(サフラン風味の魚の裏漉しスープ)、白身魚のロースト、ルージュ(ヒメジ)のポワレ、チョコレートムース、クレープスフレ、cafe、ロゼワイン90F。

フランス人はこのムール・マリニーエルが大好きだ。バケツのような容器に殻付きのムール貝が山ほど盛られて出てくるのでそれを手で剥きながら無心に食べる。そして付け合わせはポム・フリット(フライドポテト)が定番。これはムール貝とフリットはベルギー風の名物コンビだからなのだ。

パン 41F、cafe 5.5F×2、夜ごはん 354F
計 406F(7,308円)

リヨンのホテル 281F×4泊=1,124F(20,232円)

一際目を引く三つ星レストランの「ポール・ボキューズ」

懐かしの母校「シャトー・ド・レクレール」

恩師の中野先生と

コート・ダジュールに着いたぞーー