本日のルート。
2025年5月28日(水) 晴れ (4日目その2)
予定通り2時間ほどでリヨン・パール・デュー駅に到着した。駅の東側のバスロータリーに着いたので駅舎の中を通って西側に出る。
そこからホテルまでは歩いて10分ほど。26年前にリヨンに来た時もこのあたりに来たけどその頃とは全く様子が違っていて駅前にはイオンモール風の巨大なショッピングモールが建っている。
ヨーロッパの多くの街では古い街並みは旧市街として残してその外側に新市街を作っていくんだよね。リヨンの場合は西に行くに従って古い街並みが残り東側は新しい街というのがよくわかる。リヨンってフランス第二の都市で言うなれば大阪的な位置付けだからそれなりの都会なのだ。
今夜のホテル「イビス リヨン パール・デュー・レ・アール」到着。
ここはチェックインが14時からなのでちょうどよく部屋に入る。アヌシーのイビスより部屋もシャワールームもちょっと狭いけどまあ問題なし。
なによりもこのホテルは「ポール・ボキューズ市場」の目の前にどーんと建っているのだ。
リヨンが誇る世界に名を馳せた名シェフ ポール・ボキューズの名を冠したこの市場は元々はリヨンの中央市場が移転したもので、リヨンの美味しいものが集結した場所として地元民だけではなく観光客の人気も集めているのだ。
部屋に荷物を置いてすぐに出かけることにする。市場見学よりもまず先に行くところがあるのだ。市場の様子をチラッと見ながら通り抜けて道を進む。ホテルから15分ほど歩いたところに目的の場所がある。そこはリヨンで最も有名なショコラトリー「Bernachon(ベルナシオン)」だ。
日本でもチョコ好きなら知らない人はいないチョコレートショップで、リヨンの本店とパリの支店しかショップもなく地方発信ながらとても有名なのだ。リヨンに来たら立ち寄らないってワケにはいかない。ショップの他にサロン・ド・テも併設している。サロン・ド・テっていうのは「thé(テ)=紅茶」を提供するサロンって意味で、主にはケーキ屋などに併設されていてケーキと紅茶を楽しめる喫茶店なのだ。ケーキだけ買って帰ることもできるし紅茶やコーヒーや軽食を楽しむこともできる。
ガラスケースの中からケーキを選んでコーヒーと共に味わう。フランスではコーヒーと注文するとたいてい小さなチョコが付いてくるんだけど、それがベルナシオンのスペシャリテ「パレ・ドール」だってのが嬉しいね。
ベルナシオンは「ビーントゥバー」の先駆者として知られている。普通チョコレートショップはチョコレートメーカーで製造されたクーベルチュールチョコレートを仕入れてボンボンショコラなどを作る。そうではなくて、チョコレートショップが直に生産国からカカオ豆を仕入れて加工から行うことを、カカオ豆(ビーン)からチョコレートバーを作るという意味でそう呼ぶのだ。生産国との安定した取引や製造のための機械設備、複雑な工程、多大な手間、こだわり抜いたチョコレート作りがベルナシオンの人気の源だ。
と、いう訳で他にいろんなケーキもあるんだけどチョコレートケーキを二つとコーヒーをオーダー(28.3ユーロ)。繊細というよりは力強いしっかりしたチョコの風味を味わえる。この店は日本人にもよく知られていて、食べている間にも何組も日本人のお客さんが訪れていたはさすが。食べたあとはもちろんチョコレートも購入。たくさん買いたいけどまだ先は長いので控えめに250gのいろいろ入っている箱を一つ。(35.65€)
一度ホテルに戻りしばし休んでから17時ごろ出かける。夕食は19時30分から予約してあるのでその前にリヨンの街を軽く散策することにした。メトロとケーブルカーを乗り継ぎフルヴィエールの丘に行く。リヨンの周辺は坂がきついのでケーブルカーが普通に市民の足になっているのだ。
終点のケーブルカーの駅は地下にあり階段を登って外に出る。するとすぐ目の前に白亜のフルヴィエール・ノートルダム大聖堂がドーンとそびえていてなかなかびっくりする。この大聖堂は1800年代に作られた比較的新しいもので外観だけじゃなく中の装飾もとても豪華で素晴らしいんだけどこの時はミサ中で写真撮影はNGとのことだった。
中を見学した後に大聖堂の横をぐるりと回ると見晴らしの良い公園がある。ソーヌ川とローヌ川の2本の川が流れ、手前の旧市街からパールデュー駅周辺の高層ビルまでよく見える。フランス第二の都市の割には高層ビル少ないけど日本に比べて人口も少ないし土地もあるしこれでなんとかなるんだろうな。
またケーブルカーに乗って山を降りることにする。
リヨンはメトロやバスなどが縦横無尽に走っているのだけど観光客ならチケットを買わずにクレジットカードで乗るのが一番簡単だと思う。タッチ決済に対応しているクレカかスマホに入れたクレカ(Apple Payなど)を直接改札機にかざせばOK。スマホの場合は一応Apple Payを立ち上げてFace IDの認証を済ませておいた方が確実かも……。料金システムは1時間まで2.1€なので改札を出て再乗車しても有効。おかげでホテルからのメトロとケーブルカーの往復で2.1€で済んだ。
改札に普通にクレカをかざして再乗車すれば自動的に計算して一回分だけ請求してくれる。さらに1時間を超えて4回分課金になると自動的に一日券(6.9€)にしてくれるらしい。賢い!
これはメトロも路面電車もバスもケーブルカーも全部共通なのでわかりやすくて良いね。他にもいろんなお得チケットもあるみたいなので詳しくは公式サイトを。https://www.tcl.fr/
ケーブルカーで下りてきたフルヴィエールの丘の麓にはこれまた立派なリヨン・サンジャン大教会がある。
教会の前からフルヴィエールの丘を見上げるとこんな感じでノートルダム大聖堂が見える。
そのままソーヌ川を渡る。なにせリヨンの旧市街全体が世界遺産なのであっちを見てもこっちを見ても世界遺産なのだ。二つの大きな川が合流するエリアで古代から土地も豊かで貿易にも適した土地だったのでしょう。
リヨンの中心にあるベルクール広場へ。四角くてめちゃくちゃ広い広場でいろんなイベントが開催される。この時も広場の半分はなにか建設中だった。広場の中央のルイ14世の銅像の向こうにはートルダム大聖堂。夏の長い長い夕暮れをしばしぼんやり過ごす。





















