1999年フランスの旅 – 05 –

1999年10月12日 晴れ(9日目)日帰りでコルマールへ

7時30分起床、朝食。駅へ行き8時50分のコルマール行きの列車に乗る。コルマールはストラスブールから30分ほどの場所にあり中世の雰囲気を残す美しい街並みが有名である。今日はこの街に日帰りで出かけて午前は街を散策&午後はガイド付きツアーの予定だ。街に着き最初に美術館をちょっと見てからメルヘンの世界に迷い込んだようなコルマールの街を散策した。まるでテーマパークかと思うような家々に今でも人が住み生活をしているのだから歴史と文化を大切にしている様子に感心してしまう。ランチはカフェテリアでサンドイッチを。

午後は先日予約をしておいたガイドツアーに参加するために駅前のツアー会社を訪れた。今日のツアーはガイドブックに載っていた情報で予約をしていて、日本語がペラペラの運転手兼ガイドのフランス人が半日ガイドをしてくれる。
他にも予約があれば乗り合いになるようだけど今日は二人のための貸切ツアーだそう。話を聞くとガイド氏は日本に五年ほど住んでいて、しかも山梨在住だったそう!私たちも山梨から来たんです。と盛り上がった。

さて、マイクロバスに乗り込み出発!今日のコースはワイナリーを一軒と周辺の小さな村々を巡るツアー。まず一つこじんまりとした村を見て、野生のコウノトリの巣を見たりしながら一面に葡萄畑の広がる風景を巡る。フランスでは(日本でもだけど)葡萄の収穫は南から始まる。葡萄栽培の北限となるアルザス地方はフランス国内では一番最後に収穫を行うという訳だ。10月半ばのこの時期はちょうどアルザスの収穫期のようで葡萄畑で収穫作業を行う風景も見られた。

ワイナリーに到着しワイナリーのスタッフに中を案内してもらう。発酵を始めたばかりのジュースを発酵タンクから味見させてもらえるのは収穫期のこの時期だけのサービス。熟成庫の中のアルザス伝統の大きな熟成樽にびっくり。樽を横向きに置いて高さ(直径)が身長の2〜3倍もあるような大樽使うのが伝統的な方法だ。地理的にドイツに近い場所なのでその影響が強く、葡萄はリースリングやゲヴュルツトラミネール、ピノ・グリなどの品種を使い、ボトルもドイツワイン風の細くて首が長い物を使うのがアルザススタイル。

一通り見学したらお楽しみの試飲タイム。スパークリングワインのクレマン・ダルザスから始めて7種類のワインをテイスティング。遅摘みのリースリングを一本購入した。
また車に乗り込み可愛らしい小さな村を一つ見学して駅まで戻った。約5時間のショートトリップ。地方は車でしかアクセスできないような見どころもたくさんあるのでとても楽しかった。

列車でストラスブールに戻り、ホテルに帰る前にシャルキュトゥリ(お惣菜屋さん)でアルザス名産のフォワグラのテリーヌやキッシュ、タルトフランベなどを買って帰り、今日ワイナリーで買ってきたワインと共に楽しんだ。

切符往復 84F×2、昼ごはん 80F、ツアー 270F×2、ワイナリー 50F×2、ワイン 100F、トイレ 2F×3、買い物 64.4F
計 1,058.4F(19,051円)

1999年10月13日 くもり時々晴れ(10日目)ストラスブールからディジョンへ

起床、朝食。チェクアウトして駅へ向かう。今日は列車に乗りブルゴーニュ地方の中心都市ディジョンに向かう。それなりの大都市のはずのディジョンでこの旅最大の試練(?)に遭うことになる……。

8時30分の列車に乗り一回乗り換えて12時30分ディジョン着。いつものようにホテルを探して歩くが満室だらけで全く見つからない。宿が決まらないと落ち着かないのでランチを食べる気にならず、観光案内所に行ってホテルの手配をお願いする。観光案内所ではホテルリストの配布だけではなく手数料を払うとホテルを手配してくれるシステムがある場合もある。それでもかなり難航した挙句、ようやく無星のホテルに空きが見つかり予約してもらうことにした。
激安のホテルは立地的に周辺の治安に不安があることが多くホテルへ向かう道々でもちょっと心配になる。ホテルに入り部屋に一旦落ち着くがトイレもシャワーも共同で朝食もなしで一泊一部屋3000円程度。
とりあえず荷物を置いて街に出かける。お腹が空いたので遅いランチとしてサンドイッチを食べてから街を散策。そのまま19時ごろからレストランを探してディナーをとることにする。

ホテル代が安いので食事ぐらい奮発しようとちょっとだけ良いめのレストランへ。110Fのコースを注文し、エスカルゴのブルギニオン、アボカドとサーモンのテリーヌ、鴨のコンフィ、コック・オ・ヴァン(鶏の赤ワイン煮)、キャラメルのフラン、フロマージュブランをオーダー。ワインもブルゴーニュ到着を祝って180Fのポマール’96を。料理もワインも美味しかった!

食事を終えてホテルに戻る。部屋に入ろうとすると隣室から人がこちらを覗いていて、チラッと見ると安ホテルのその部屋に定住しているような風情のどう見てもジャンキー(のように見える)兄ちゃんでビビり倒す。たぶん向こうもあんまりこんなホテルに来ないような日本人が珍しかったんだと思うけど……。
とても共同シャワーなどに入る気がしないままにベッドに潜り込む。街の喧騒が聞こえホテル内も夜通しガタガタとうるさく落ち着かない夜を過ごす。

サンドイッチ 53F、ハガキ 11.8F 、ホテル予約代行 87F 夜ごはん 458F
計 609.8 (10,976円)

ストラスブールのホテル 321F×3泊=963F(17,334円)

コルマールの街並み

どこかの村からの眺め

葡萄収穫中。葡萄の樹は北の方は大きく仕立て、南に行くほど小さくなる。

特級畑。改めて見るとすごい密植だ。