1999年フランスの旅 – 06 –

1999年10月14日 晴れ(11日目)ディジョン二日目

9時起床。あまりにも不安で落ち着かないので、当初ディジョンは4泊の予定だったを2泊に切り上げて、ここから日帰りで行く予定だったボーヌの街へ移動することにした。念のため宿泊先を確保しておきたくてガイドブックで見繕ったホテルに公衆電話から電話をして予約をとった。電話一軒目で難なく宿泊先を確保し一安心。しかし、今考えてもディジョンはそれなりの都会でホテルもたくさんあるのになぜあんなに埋まっていたのかはわからない。もしかしたら大きなイベントや見本市的なものが開催されていたのかもしれないけど…?

気を取り直して観光に出かけることにする。ブルゴーニュの中心都市でもあるディジョンは見どころや名物もいっぱいだ。ワインの他にもディジョンマスタードや初日に食べたエスカルゴや赤ワインを使った料理などなど。名産のカシスのリキュールと白ワインを使ったカクテル「キール」もこの街で生まれた。ちなみにエスカルゴのブルギニヨンなどの「ブルギニヨン」はブルゴーニュ風のという意味だ。
マルシェをのぞいて教会を三つハシゴ、ランチはカフェで軽くクロックマダム、オムレツ、ビール、オレンジジュースを。

午後はブルゴーニュ公宮殿の中にあるディジョン美術館を見学した。かなり広くて充実の内容だった。そのあとはディジョン考古学博物館を見て17時ごろに一旦ホテルに帰る。
19時30分ごろ食事に出ようとしたらホテルの人がいたので4泊の予定を2泊に変更して明日の朝チェックアウトしたいと伝える。

ディナーはミシュランガイドを見て目星をつけたレストラン。実はミシュランガイド(通称赤本)には星付きレストランだけではなくお手頃価格のおすすめ店もたくさん載っているのだ。
オーダーはアラカルトでこの地方の名物料理を中心にチョイス。ポーチドエッグのマロンソース43F、ブロッコリーのタルトレットとエスカルゴ48F、ジゴダニョー(仔羊もも肉)の煮込み74F、ウサギの赤ワイン煮75F、タルトオショコラ42F、メレンゲとカシスのグラス30F、cafe9F×2、赤ワイン500clキャラフェ60F。
ホテルに帰りフロントで宿泊代金の支払いをする。予約した4泊分請求されるつもりだったが2泊分でいいと言ってくれた。

昼ごはん 98F、美術館 22F×2、博物館 14F×2、切手 42F、夜ごはん 398F
計 610F(10,980円)

ディジョンのホテル 166F×2泊=332F(5,976円)

1999年10月15日 くもり(12日目)ディジョンからボーヌへ

8時45分起床。チェックアウト。10時11分発のボーヌ行きの列車に乗る。20分ほどでボーヌ到着。ボーヌはブルゴーニュ地方のワイン作りの中心地だ。昨日電話で予約しておいた駅前のホテルに行き荷物を預かってもらう。駅から少し歩くと城壁に囲まれた旧市街に入る。観光案内所に立ち寄り17時からの葡萄畑めぐりツアーの予約をした。

ディジョンから南に向かって50kmほど細長く広がる地域がブルゴーニュワインの重要エリアのコート・ドール(黄金の丘)である。ボーヌはそのコート・ドールの真ん中よりちょい南にあって、コート・ドールの北側半分がコート・ド・ニュイ、南側半分がコート・ド・ボーヌとなる。ブルゴーニュ地方のその他の有名な産地では、シャブリは飛地でもっと北に位置し、ボージョレは最南端に位置する。

ボーヌの旧市街を歩き、まずはフランスで最も有名なオテル・デューを見る。オテル・デューとは貧しい人々に無料で医療を施す施療院のことで、ここボーヌには15世紀に建てられた「オスピス・ド・ボーヌ」がある。20世紀に病院としての機能は別の場所に移され、現在は博物館として、モザイク状の屋根が美しい荘厳な建物や当時の様子が保存された内部の様子、薬草を栽培した中庭などが公開されている。

15世紀からオスピス・ド・ボーヌには周辺の人々から葡萄畑が寄進され今では60ヘクタールの畑を所有している。現在でもその葡萄畑は選ばれた栽培家達に委託されていて、収穫された葡萄はオスピス・ド・ボーヌのワイナリーにて醸造される。毎年11月には三日間の盛大なお祭りを開催し「オスピス・ド・ボーヌ」のワインがチャリティーオークションにかけられ大いに盛り上がる。オークションの収益はさまざまな医療へと活かされることとなる。

オスピス・ド・ボーヌを見たあとはブラッセリーでランチ。鶏のロティ42F、仔羊のロティ56F、cafe7.5F×2、ワインのキャラフェ31F。そのあとは一度ホテルに行きチェックインして部屋に入って一休み。15時ごろ出かけて旧市街地でノートルダム教会を見たり街ぶら。時間になったので観光案内所の前に集合した。マイクロバスに乗り出発。日によって向かう方面が違うコースが出ているがこの日はボーヌから北に向かうコート・ド・ニュイコース。車で走りながらあれがナントカ!こっちがナントカ!と有名特級畑を見せてくれる。ボーヌ・ロマネ村ではロマネ・コンティの畑前で車を止めて記念撮影タイム!ミーハーですがやっぱ撮りたいお約束な写真。

黄金の”丘”というぐらいで高低差のある地形が続いていて、ちょっとした場所の違いで日当たりだったり土壌が変わっているというのがよくわかる。この辺ではもう収穫は終わっていてほんの少し葡萄の紅葉が始まった初秋の風景だった。
コート・ド・ニュイの真ん中ぐらいのニュイ・サン・ジョルジュ村まで走ってUターン。コート・ド・ボーヌエリアまで戻りサヴィニ・レ・ボーヌの小さなドメーヌに立ち寄り赤と白ワインをテイスティング。ボーヌまで戻って約2時間20分ほどのツアーだった。

ホテルに帰りホテルに併設のレストランで食事。98Fのプリフィックスコースでブルゴーニュ名物てんこ盛りを。ポーチドエッグの赤ワイン煮、エスカルゴのブルギニヨン、牛ロースのブルゴーニュソース、鴨のローストカシスソース、フロマージュとしてエポワス、オレンジ風味のクレーム・ブリュレ、ムース・グラッセとパン・ド・エピス、ワインはメルキュレイの赤を。美味しかった。

列車の切符 28F×2、オテルデュー 32F×2、昼ごはん 144F、チョコレート 28,8F、トイレ 2F、葡萄畑ツアー 190F×2、夜ごはん 321F
計 995.8F(17,924円)

オスピス・ド・ボーヌ

お約束!ロマネ・コンティの畑前で

がエスカルゴがブルゴーニュ名物なのはカタツムリが葡萄の樹を好きだからだとか