中村農場の甲州頬落鶏(ほおとしどり)

以前、山梨県の畜産試験場で「新しい鶏」を開発したというニュースを見たのですが、すぐに流通するということではありませんでした。その後の情報を待っていたのですが、清里の中村農場で生産を始めたという事を聞きぜひ詳しく話を伺おうと行ってきました。

北杜市高根町にある中村農場は甲州地どりの生産で知られていて鶏と卵の生産、加工、直売まで行っています。食堂も併設され鶏肉や卵を使った美味しいお料理を提供しています。

鶏肉と卵を両方生産しているのも珍しいと思いますが、鶏肉の処理施設も併設しているのはものすごく珍しいと思います。生産から加工、消費者への販売を行う事で、商品の最終的な品質管理まで責任を持って行えるのは素晴らしい事だと思いました。

ご多忙のなか社長の中村努さんにお時間を作って頂きお話を伺ってきました。1999年から養鶏を始め、今までありとあらゆる種類の鶏を飼ってきたそうです。お話を伺っているとかなりの鶏好き(鶏マニア?)でもあるようです。八ヶ岳の麓という自然に恵まれた環境の中、育て方やオリジナルブレンドの餌、研究を重ね美味しくて安全な鶏肉や卵をつくり生産者から消費者へ直接届けています。

普段、一般には公開されていない農場をご案内頂きました。標高1,050m、澄んだ空気と奇麗な水があります。

鶏舎をちょっと拝見。出荷間近の「甲州頬落鶏」が居ます。山梨県畜産試験場が開発した、甲州地どりの雌とレッドコーニッシュ種の雄を掛け合わせた新しい銘柄鶏です。甲州地どりは軍鶏(シャモ)と白色プリマスロック種を掛け合わせ、120日以上育てます。甲州地どりにさらに発育性に優れたレッドコーニッシュ種を掛け合わせることで、甲州頬落鶏は約84日で出荷できる大きさになるそうです。鶏舎は地鶏を育てるのと同じ平飼い方式となっています。

こちらは中村農場オリジナルの地鶏「甲斐路軍鶏」です。引き締まった体型と太い足がスゴイ!
中村農場では去年、県の方針の転換により「甲州地どり」の生産を終了して、今後の地鶏の生産はこの種を中心に行っ行ていくそうです。

中村さんのお話を聞いて、鶏を見て、とても勉強になりました。また美味しい鶏肉と卵をつくる!という熱意を感じました。

帰りに二羽の丸鶏を購入して帰り、試作をして見たのですが程よい弾力と旨味のあるジューシーさが印象的です。肉質はキメが細かくてパサつかず繊細な食感。煮ても焼いてもモモ肉も胸肉も美味しく調理できます。

今まで、地鶏は強く引き締まった肉質で、美味しい調理法が限られる事と、高価格のため料理の提供価格が高価になってしまうので、エリソンでは使用していなかったのですが、「甲州頬落鶏」はその美味しさ、程よい食感で色々な料理に使える事、価格も比較的押さえられそうな事などから、エリソンでぜひ使わせて頂きたいとお願いしました。

近日中にエリソンの新しい看板メニューとしてデビューしますのでお楽しみに!!