1999年フランスの旅 – 18 –

1999年11月6日 曇り時々晴れ(34日目)パリ二日目

8時30分起床、朝食。パリの観光スポットは前回の時にほとんど周っているので今回は帰国前の買い物がメインになる。と言ってもブランド物を買う訳でもなく食べ物関係とレストランの開店に備えて調理器具関係を購入する予定だ。

まずは右岸に渡りフォーラム・デ・アールに行く。パリの中央にあるこのショッピングセンターはかつてこの場所にあったパリ中央市場が郊外に移転した跡地を再開発したもの。このショッピングセンター自体も広くてお店がいっぱいあるしその周辺には調理関係の店などが多いのだ。日本で言えば築地の場外市場みたいなものか。
フォーラム・デ・アールで雑貨屋などを見た後は「SIMON(シモン/厨房器具)」と「MORA(モラ/製菓器具)」を見て周る。

お昼時になったので左岸に戻りクスクス屋を探す。クスクスは北アフリカでよく食べられている料理で、スムールという超小粒のパスタのようなものを蒸して野菜のスープを掛けて肉やソーセージと共に食べる。北アフリカのモロッコ、チュニジア、アルジェリアなどがフランス領だった関係で移民の流入と共にフランスでもとてもポピュラーな料理となった。
安くてお腹いっぱいになる料理としてパリにも庶民的なお店がたくさんある。フランスに来てまだ食べるチャンスがなかったので今日はそれを食べようと思う。牛肉のクスクス68Fとビール20Fを注文。蒸したスムールが盛られたお皿とスープが入った容器が運ばれ自分で掛けながら食べる。スパイシーで辛いアリッサ(Harissa)ペーストを好みで付けて食べる。お代わりもできるし美味しくてお腹いっぱいになった。

デザートのために左岸の有名パティスリー「ジェラール・ミュロ」に行ってフランボワーズのタルトレットとチョコレートムースを買った。(当時は)イートインは無いのでテイクアウトしてセーヌ川の橋の上で食べた。美味しい。

再び右岸に戻り「E.DEHILLERIN(ドゥイルラン)」に行く。老舗の厨房機器屋でいかにも専門店らしい店構え。店内にはみっしりと大小様々な道具が並び販売されている。ここには自分たちの新しいレストランで使うための銅鍋を買いに来たのだ。店頭で店員さんと相談しながらサイズ違いでいくつか選んで行く。もちろん重くて持っては帰れないので船便の手配も。大量の買い物が終わりぐったり疲れたのでカフェで一休み。

再びシモンに行き細かい器具関係を買う。どこで何を買ったかはあまり覚えていないけど今でも使っているものもあるし、元同僚へのお土産用に買ったものもある。サマリテーヌ(デパート)にも行って買い物。
18時買い物に疲れ果てホテルに帰り一休み。昨日まだ支払ってなかったホテル代を現金で支払い。

なぜ一日でこんなに買い物に励んでいるかというと明日は日曜日でほとんどのお店が定休日だからなのだ。ヨーロッパの日曜日は多くの店が休むのが普通。パリの百貨店なども例外ではないので日曜日は買い物はできないと心得なけらばならない。残りの日程的に主な買い物は今日中に済ませる必要があったのだ。

19時食事に出かける。メトロでモンパルナスへ。ブルターニュからの列車が到着するモンパルナス駅の周辺はシーフードレストランやクレープリーの多いエリアとなっている。

今夜はちょっと高級なシーフードレストランへ。店頭には牡蠣開け職人が陣取りオーダーに合わせてすごいスピードで殻を開けてフランス人の大好きな生牡蠣を提供している。いかにもパリの冬らしい光景だ。
アラカルトで食べたいものを注文。ブロン牡蠣6個144F(高い!)、ムール貝6個21F、ウニ3個126F、貝(?)6個78F。私は昔当ったせいで生牡蠣が食べられないようになってしまったのが残念なのだけど、他のものもすごく美味しかった。ワインはサンセール220Fを。デザートにフルーツのパイ70F、チョコレートケーキ65F、cafe18F×2。

昼ごはん 196F、ケーキ 38F、カフェ 16F、夜ごはん 758F
計 1,008F(18,144円)
 
パリのホテル 341F×4泊=1,364F(24,552円)

1999年11月7日 晴れ(35日目)パリ三日目

今日は日曜日でもできることをする予定にしている。まずは左岸でパンテオンを見てから有名なムフタール通りのマルシェに行く。通り沿いにお店がたくさん並んでいて賑やか。ムフタールのマルシェは月曜以外は毎日やっているし、他のマルシェも週末にやっているところが多いのでマルシェ巡りは日曜の過ごし方としておすすめだ。チーズ屋のキャトルオムに行ってフロマージュブランを買って公園で食べた。

メトロに乗りパリ最大の蚤の市「クリニャンクール」に行く。アンティーク家具、食器、洋服、絵画、古書、ジュエリー、ガラクタ、ありとあらゆる中古品が売られている巨大な市場だ。端からのぞいて見てるだけで面白いけど治安が良いとは言えないのでスリにはご注意を。お昼時を過ぎたのでランチを食べようと思うがあまり食べるところが見当たらない。探しながら歩いていたらモンマルトルの丘近くまで来てしまった。

ブラッセリーを見つけて入る。牛ステーキとフリット、ラムステーキ、コート・デュ・ローヌ25cl、cafe×2。
モンマルトルの丘を観光する。サクレクール寺院、小高い丘の上に建ちパリの街を一望できる。絵描きがたくさんいるテアトル広場。観光客の似顔絵を描いていたり自作の絵を売っていたり。ムーラン・ルージュを外観だけ眺めて、メトロで凱旋門まで。
明日のレストランを下見してヴァージンメガストを見てメトロでホテルに帰る。18時からひと休み。

19時夕食のために出かける。ホテルの近くで適当に探して入る。155Fのmenuを注文。スモークサーモン、ウサギのテリーヌ、うずらの栗ソース、鴨のロースト、ガトーショコラ、クレームブリュレ。
料理もあんまり……だったけど、デザートが劇的に不味くてびっくりした。ガトーショコラとクレームブリュレなんてド定番のものなのに、なんかドロッとしてカラースプレーが振ってあって謎に満ちている。
パリでもこんなに変な店もあるんだなぁと不思議な感想を抱く。食事が終わり支払いをしようとしたらカードは利用できないと判明(かなりレアケース)。お店の人に場所を教えてもらったATMで現金を下ろしてきて支払いをした。ATMは基本的に24時間使えるので便利だ。

カルネ 55F、フロマージュブラン 11.95F、昼ごはん 182F、焼き栗 20F、夜ごはん 449F
計 717.95F(12,923円)

パリのパティスリーのショーウインドウは夢の世界

サクレクール寺院