前回までの狩猟免許と銃所持許可の事などをふまえエリソンのシェフは「第2種銃猟免許」と「空気銃の所持許可」を得ました。今回は、なぜ空気銃を選んだかというお話をしたいと思います。
数年前からエリソンでは山梨県産ジビエとして鹿や猪を扱ってきました。それらは甲州市勝沼町にある北井精肉店さんから仕入れています。北井さんはお肉屋さんでありながら冬はベテランの猟師として活躍されていてそのジビエの品質には大変信頼をおいています。そのほかにフランス料理の食材としては野鳥類も扱いたいと思っていたのですが、鹿などの獣も野鳥類も両方穫る猟師というのはあまりいないそうなんです。
シェフはそれなら野鳥は自分でと考えていたのですが、私としてはやはり銃は誤射や暴発などの危険が無いとはいえない物なので、全面的な賛成はしがたい思っていました。その後、古くからの知人のハンターの方に話を聞いたり色々と調べたりするうちに空気銃(エアライフル)という物があるらしいということがわかり、それなら火薬の銃に比べれば危険は少ないようなので挑戦してみたらいいんじゃないかと言う事になったわけです。
空気銃(エアライフル )を選んだ理由は他にもあって、火薬を使う銃=散弾銃はその特徴として多数の弾が発射されます。
当たりやすいというメリットはあるのですが反面、獲物のどこに当たるかがコントロールしにくく、鳥の胸などに弾が入ると肉が痛み食材としての価値が落ちることがあります。空気銃はライフル銃(一つの弾)なので上手く頭などを狙えば食材としていい状態で仕留められます。まあ、上手になればですけどね…ちなみに火薬を使うライフル銃は威力が一番大きく、鹿、猪、熊しか撃ってはいけないと鳥獣保護法で規制されています。
さらにもう一つ理由があって、銃所持許可を取るにあたって技能教習を受ける必要があり3年ごとの所持許可の更新の際にも技能教習が義務づけられています。空気銃のみの所持許可の場合はそれが免除されるので教習費用と時間が節約できるメリットがあります。
とりあえず空気銃しか持つ予定がないので狩猟免許も第2種銃猟免許でいいと判断しました。
空気銃(エアライル)と散弾銃の違いをいくつか上げると。空気銃は基本的には止まっている物を撃ちます。
散弾銃は動く物、例えば薮や池から飛び立つ鴨や雉を撃ち落とす事が出来ます。空気銃は鳥類から小型の動物が主な獲物になりますが、散弾銃は弾の種類を変えることで鳥類から鹿や猪などの大型動物まで撃てます。銃自体の価格は散弾銃の方が比較的安く、中古もたくさん出回っているので手に入りやすいです。弾は空気銃の方がかなり安価です。


