本日はちょっとお店を休んでシェフがハンティングに出かけました。師匠のAさんと先輩のIさんと一緒に北杜市方面へ遠征です。
エリソンのある峡東地区はご存知のように果樹栽培が盛んです。この辺りは地形的に鴨などの水場に生息する水鳥が狩猟可能な場所にあまり生息していないんです。鴨が生息する河川はあっても住宅地に近く狩猟不可、山際では渓流となり鴨類はあまり見かけません。なので、普段はキジバトやヒヨドリ、キジを主なターゲットとしています。
山梨の中でも甲斐市から北杜市方面は稲作も行われており鴨の生息する水場が見られます。仲間を誘い合わせて今シーズン初の鴨狩りに出かけたという事です。
甲斐市双葉町あたりから山沿いを走り、師匠の開拓した鴨の生息する池などを道々チェックし長坂、小淵沢を抜け長野にまで入ります。
諸先輩方の指導のおかげで首尾よく一羽仕留めたようです。獲れた鳥はまず「腸抜き」という作業をします。肛門の外側に切り目を入れて腸全体を傷つけないように引き抜きます。腸には消化中の排泄物等が入っているので衛生面と肉質の保全の為にとても大切な作業です。その他の内蔵(砂肝やハツ)はまだ入っています。弾の当たったあたりの羽根を毟りどの辺りに当たっているかの確認もします。内蔵に傷がついていた場合にはその後の熟成時に考慮する必要があるからです。

それから出来るだけ早く水で洗い洗浄と冷却を行います。本格的な処理は帰ってからですが、最初の素早い処理がジビエとしての美味しさに繋がっているんですね。

本日の獲物はメスの真鴨が一羽でした。首元に上手く当たったようです。しばらく羽根つきで熟成させ頃合いを見て捌きます。
※画像をクリックするとぼかしが外れます。

もう少し寒くなって雪が降ったり池が凍ったりするとちょっと厳しくなってくるんですが、できればシーズ中にまた遠征したい所です。そうでなくても先輩方が行ったときに獲れた物を譲ってもらう事もありますので、今後も入荷があったらお知らせしますね。


