2025年フランスの旅 -24-

本日のルート。Shinya painへ。

2025年6月1日(日) 晴れ(8日目その3)

今回のフランス旅行にあたって会いたい人がいた。

始まりは30年以上前。私たちが揃って1994年から初めて勤めたのは山梨県にあるフレンチレストランだった。今はもうないその店はフレンチレストランの他にドイツ料理店と天然酵母のパン屋を併設していた。3店舗のスタッフは総勢では数十人に上りなかなか大所帯の店だったのだ。当時はバブル崩壊後だったとは言えレストランウエディングブームなどもありそこそこ繁盛していて20代の若いスタッフも多かった。

その中に私たちより少し後に他県から山梨に来てパン屋に入った稲垣さんという男性がいたのだった。何歳か年上だったけどシェフと気が合い(当時はもちろんシェフじゃないけど)休みのシフトが合った時は個人的に飲みに行ったりしていたのだった。それから数年が経ち1999年に私たちは揃って退職し、フランスに遊びに行ったり開店準備をしたりして、2000年にレストランエリソンを開店する運びとなった。

その少し後ぐらいに稲垣さんからワーキングホリデーで一年フランスに行くことにした。と聞いたのだった。頑張ってきてね〜!っと送り出したのだけど当時はSNSなどというものもなく、その後の消息については特に風の噂もなくまったく不明という状態だった。

それからまた15年以上の月日が流れ、2017年のある日、雑誌のパン特集を眺めていた時のこと、知ってる名前が急に目に飛び込んできてびっくり!慌ててシェフにイナガキさんが載ってる!!と驚きを伝えたのだった。その記事で渡仏してから15年以上ずっとフランスに居てそちらで頑張ってることを知ったのだった。

時代は変わってSNS全盛期であり2017年当時の主流はfacebook。もしかしたらいるかも?と思って探してみたら簡単に発見。早速連絡をとり雑誌の記事をみた事を伝え近況を交換したのだった。それからゆるく繋がりながら稲垣さんがパリで自分の店を開く準備をしていること、そしてそれを実現したことを知った。なので次にパリに行った時は絶対に稲垣さんの店でパンを買い25年ぶりの再会を果たそうと思っていたのだった。

というわけで話は長くなったけど、その店がモンマルトルにありしかもなぜか開店が16時30分なので(笑)モンマルトル観光をしながら待っていたのだった。お店の名前は「Shinya Pain」。稲垣信也さんがこだわりの小麦を使いパンを焼き、全くの1人で切り盛りするパン屋なのだ。しかも全部てごね!フランスのパン屋としてはありえない営業形態ながらそのパンの味わいが皆を虜にして行列のできるパン屋としてすでに有名なのだ。

お店は多数のメディアに紹介されているのでパリ好きパン好きの方ならもしかしたら名前を見たことがあるかもしれない。店の詳細は例えばこんな紹介記事を。https://ovninavi.com/chef-japonais_shinya-pain/

モンマルトルの観光スポットからほど近い静かな道に面している。

営業は週に4日。

16時30分開店で売り切れたら閉店。

16時ごろに店の前に行くとすでに3組のお客さんが並んでいる。早速列に並ぶ。開店時間に向けて徐々に列は長くなる。列の前半は生真面目な日本人が多く、後ろの方にはフランス人が多く並ぶ。開店時間には行列は20人以上になっていただろうか。いよいよ開店時間になると狭い店内に1組ずつ入りパンの説明を聞きながら選び大切に買っていく。大型に焼いたパンが多いので量り売りにも対応してくれる。支払いは現金のみなのでご注意を!!

実は開店時間の前、サクレ・クール寺院からムーラン・ルージュに行く途中にお店の場所だけ確認しておこうと、バレないように遠巻きにのぞいていたら店内からしっかり発見され(今日買いに行くことは伝えていた)25年ぶりの再会はすでに果たし山梨土産も渡していたのだった笑。
なので、後ろの行列の人の迷惑にならないように長話は禁物。記念写真だけさっさと撮って素早くパンを選び店を後にした。食べるの楽しみー♪

明日はパン屋も休みなので、忙しい中時間を空けてもらいランチを一緒に取ろうと約束していたのだった。なので積もる話はまた明日のお楽しみ♪