すでに報道などでご存知かと思いますが先週2月14日(金)から翌日未明に掛けて県観測史上最大の1m以上の積雪を各地で記録した山梨県です。
エリソンの周辺の状況はかなり改善されたのですが少しずつ除雪が進むに連れて県内各地の状況が把握され始め、停電や断水などライフラインに影響ある地域、市街地からの距離が遠く除雪が全く進まず集落ごと孤立し、食品や燃料や医療など危機的状況にある地域、今現在もかなり深刻な状況が伝わって来ています。これらは時間が経つごとにますます状況は悪化することですので一刻も早い救助の手が届く事を願っています。
予測の範囲を大きく超えた積雪のため家屋やカーポートなどもつぎつぎ倒壊していて多くの人的被害もこれから明らかになって来ると思います。またエリソンのある峡東地域を初めとして果樹の栽培のためのビニールハウスの倒壊など農業などにも深刻な影響が出ている様です。エリソンにも食材を提供して頂いている複数の農家からも農業施設の倒壊などの情報があり今後をとても心配しています。
降雪から4日が経ちましてエリソンあるエリアは状況が少し落ち着いてきました。私がFacebookに投稿した写真などを元にエリソン周辺の状況をお伝えしたいと思います。
■一日目(14日/金曜日)■
一日中雪に降りこめられる。14日の夕方撮影した写真。この時点で一週間前に降った16年ぶりの大雪と同じぐらいの積雪があり、さらに雪が降り積もっています。
14日の夜中撮影。この時点でかなり見た事ない感じ。まだまだ降り積もります。
■二日目(15日/土曜日)■
朝起きると、目を疑うような光景が!これは店内と外はほぼ同じ床の高さです。絶句というか、雪かきってレベルじゃないっていうか……建物の上にももちろん降り積もっている訳で建物大丈夫かな?と少し心配になります
呆然としていてもしょうがないので少しずつ雪をかき始めます。この日は屋根の雪を降ろせる場所だけ降ろし、道路に出る通路の確保をし、車を掘り出しました。山梨は一部の地域を除き雪国ではないので平年は積もっても20〜30cm、
先週の16年ぶりの大雪で40〜50cm程度なので屋根や建物が雪下ろしするようになっていないです。道路に出ても果てしなく1m以上の深さの雪が広がっているだけで近隣の人の気配も感じる事が出来ません。二日目はここで力つきました。
■3日目(16日/日曜日)■
今日はとりあえず歩ける幅でお店から上方面と下方面に分かれて掘り進める事にしました。
下は隣家の雪かきをして下の集落まで。上は6軒の民家があるので様子を見に。上方面に進むと一軒目と二軒目はやはり自力で掘り始めていたので合流して雪かきを進めました。一軒目の家は若いご夫婦もいて人手があるので軽トラも出してなんとか車の通れる幅で下に向かって雪かかきを進めて下さいました。
そのまだ上にさらに四軒の家があるのですが結構距離があるので三軒目の家には日暮れになってギリギリ着いて様子を聞きました。
だんだん暗くなってくる中四軒目の独り暮らしのお宅を訪ね様子を聞きました。「明日のお昼におにぎりぐらい持ってまた様子見にくるね〜」と言って本日の作業終了。
エリソンの周辺もそうなのですが僻地に行くに従って高齢者の割合が高く、単身で住んでいるケースも多くてこういった場合にはなすすべもなくといった事態になってしまうのです。
■4日目(17日/月曜日)■
今朝はおにぎりをもって行ってからまた雪かき進めていたら、下の方の除雪を終えた重機が市の依頼を受けてやって来てくれた!さすがにパワフル!頼りになります!
降雪開始より4日目、甲州市勝沼町中原地区は無事に車の通行が出来るようになりました。エリソンのある辺りが中原の一番上なので、その下もおおむね通行可能だと思われます。全県下で除雪車の手配を待っている状況で、まずは人が行き来できるように、出来れば車が出せるようにと人力で雪かきを進めましたが、このエリアに思ったより早く除雪車がやってきてくれたので本当に安心しました。
大雪の降った次の日はあまりの雪の積もり具合に絶望的な気持ちになったのですが、除雪車はいつになったらやってくるか全くわからないし、町まで行けなくてもとりあえず周辺の人の様子がわかるようになればと思って雪かきをしました。
エリソンのある地域は市街地からせいぜい車で10分の距離ですが一時的に孤立状態でした。山梨県には市街地まで車で1時間以上といった地域もあり現在の孤立状態が改善するまでの除雪作業を思うと大変な作業だと思います。
そもそも、山梨事態が陸の孤島になっていたのは山梨は盆地なので山梨に入るには必ず峠越えをしなければならないのですが、降り始めの頃に中央道を含め峠の登りに差し掛かっていた車(トラックが多い)が雪でスリップやスタックして立ち往生している間に雪が降り積もり、いよいよどうにもならなくて車が埋もれたり車を捨てて避難したりした様です。山梨県が自衛隊や除雪機の供給など各方面に支援を求めたようですが、救援のため進む道の除雪をして山梨に入るためにもまずはそういった車が道に詰まっていて遅々として進まなかったと言う状況だったようです。地域によりますが自衛隊が到着したり各地からの支援が届き始めているのでより一層の状況の改善が願われます。
地域のスーパーなどでは品薄ながらも多少の入荷はあるらしく、町まで出られればいくらかの物資の入手はできるようです。また、17日(月)の深夜には中央道が3日ぶりにやっと開通し明日からは物資の流通が改善するのではと思います。とりあえず車で動けるようになれば少しでも日常に近い生活が戻ってくるの早く全県的に除雪が進むことを願っています。


