1999年フランスの旅 – 15 –

1999年11月1日 曇り時々雨(29日目)トゥール三日目

7時45分起床、朝食。9時にチェックアウトしてホテルに荷物を預けて出かける。今日は列車でトゥール近郊の観光してそのあとは前もって予約をしてあったホテルレストランに宿泊する予定だ。9時44分の列車に乗ってアンボワーズ駅まで行く。駅から20分ほど歩くとアンボワーズ城につく。その近くにはクロ・リュセ城もありこの二つは列車でもアクセスしやすいお城だ。

まずはアンボワーズ城見学。ロワール川のほとりに建つ立派なお城、庭も広い。城内の礼拝堂にはレオナル・ド・ダヴィンチのお墓がある。
アンボワーズ城から少し歩くとクロ・リュセ城がある。ここはフランス王に招かれたレオナル・ド・ダヴィンチが最期の3年を過ごした館だ。ダヴィンチが残したスケッチや図面、図面をもとに再現した機械などが展示されていて面白い。

街を歩きながらパニーニを買って食べる。立派なお城を中心に広がるアンボワーズの街並みは美しく傍にはロワール川が流れそぞろ歩きも楽しい街だ。そのまま駅まで行って13時28分の列車でトゥールに戻る。
トゥールで街ぶらしてカフェでお茶をする。cafeとフランス人の好きなモナコ(ビールにレモネードとグレナデンシロップ)。16時30分ごろホテルに戻り荷物を取って16時52分のバスに乗る。

本日の宿はH氏が5年前に半年間の研修をしていたホテルレストランなのだ。フランスを再訪する時はぜひともゲストとして訪れたいと思っていてそれが叶った形。トゥールの街からバスで15分ほどで到着。ロワール川のほとりの(当時)一つ星の立派なホテルレストラン。ただ周りには川以外なんにもないので住み込み研修当時の自由時間はロワール川でビーバーを眺めていたそう。

Les Hautes Roches
チェックインして部屋まで案内してれたスタッフが当時の見覚えのある人だったので「実は5年前に日本から研修に来てたHiroshiだけど覚えてる?」と聞いてみたらちょっとだけ思い出してくれた。半年ごとに学生が入れ替わりで来るので覚えていなくてもしょうがないのに、なんとなくでも思い出してくれて嬉しい。
このホテルはこの旅唯一の高級四つ星ホテルなのでテンション上がる。ホテル自体が川沿いの石灰岩の壁をくり抜いた特徴ある建物になっている。部屋の中も洞窟のように岩肌が出ているのが面白い。自然豊かな環境もゲストとして来るのは楽しいけど、研修当時は敷地内の部屋に住んでネズミと戦いながら暮らしていたそうなのでなかなか大変だ。まあそれも良い思い出だろうけど。
部屋に荷物を置き周辺に散歩に出かける。ホテルを外側から眺めたりロワール川でビーバーを探したり(見つからなかった)。部屋に戻って休む。

19時30分レストランに出向く。アラカルトで注文。高級レストランでアラカルトで注文する場合は各自にEntrée(アントレ/前菜)とPlat(プラ/主菜)を一品ずつ注文するのが基本。前菜の前にはいくつかのamuse-bouche
(アミューズ・ブーシュ/お通し)が出てくるし、一皿の料理がかなりのボリュームなので通常はそれ以上は食べられない。食べ終わってお腹に余裕があれば追加でDessert(デセール/デザート)を注文すればいい。食後にcafeを注文すると一緒にmignardises(ミニャルディーズ/お茶菓子)が山ほど出て来るのでなんやかんやでお腹いっぱいになる。

グラスシャンパン×2、アミューズはカナッペ4種、風味をつけたアーモンド、パートブリックで巻いたオマール海老。
前菜にオーダーしたのは、「ラングスティーヌ(アカザエビ)のコンソメとフォワグラ」「オマール海老のサラダ」ロワール地方からほど近いブルターニュ地方はオマール海老を初めとした魚介類の名産地だ。

メイディッシュは「仔羊のローストとリ・ダ・ニョーとロニョン・ダ・ニョー(仔羊の胸腺と腎臓)と茄子のカネロニ」「仔鳩のロースト」。チーズをワゴンサービスで。ロワールのシェーブルチーズをたくさん。
デザートにオレンジのスフレとりんごのタルトをオーダー。cafeとお茶菓子。ワインはヴーヴレとchラヴェゴルス’95。(ハーフボトルでオーダしたのかも?)

食事後にシェフに改めてご挨拶すると再会をとても喜んでくれた。懐かしの厨房にもちょっとお邪魔してしばし談笑。ここで一生懸命仕事を覚えたり賄い食べたりしてんたんだなーと感慨深い。当時のシェフパティシエにも会えて再会をとても喜んでれた。数多くの学生がこの場所で研鑽を積んできていると思うけどお客さんとして再訪できる人はなかなかいないんないだろうな。
お腹いっぱいになったところで部屋に戻り就寝。

列車の切符 100F、パニーニ 44F、城入場料 40F×2 39F×2、トイレ 2F×2、カフェ 23F、バス 6.5F×2
計 342F(6,156円)

トゥールのホテル 346F×2泊=692F(12,456円)

1999年11月2日 雨のち曇り(30日目)トゥールからサン・マロへ

8時45分起床。朝食を部屋で食べることも可能だったので、そうお願いしてあり9時に運ばれてきた。5種類の焼きたてパン、カフェオレ、フレッシュオレンジジュース、バターとジャム各種、フルーツ。さすが四つ星ホテル!!
食べてから外に出て少しぶらぶらしてから荷物をまとめて11時少し前にチェックアウト。なんと!昨夜の食事代はシェフがご馳走してくれるので宿泊代だけで良いと言ってくれた。あらまあ。見送りに出てきてくれたシェフに感謝とお別れの挨拶をして呼んでもらったタクシーでトゥールの駅まで行く。

駅前を少し歩きランチ用のパンなどを買って12時5分の列車に乗る。ル・マンとレンヌで乗り換え目的地のサン・マロには15時30分到着。サン・マロはブルターニュ地方にあるイギリス海峡に面した美しい港町。この街に宿泊してモン・サン・ミシェルにも日帰りで出かける予定だ。
例によって駅から街の中心まではそここそ距離があるので20分ほどてくてくと歩いて行く。H氏は5年前の在仏時に友達とサン・マロに遊びにきたことがあってとても良かったので今回の旅でもぜひまた来たいと思っていたそう。その時に泊まったホテルを見てみたら値段も手頃だったのでそこに宿泊することにした。

荷物を置いて街を見に行く。サン・マロの旧市街地は海に飛び出たような地形で周囲を城壁で囲まれている。イギリス海峡の海を見て、地中海からフランスを縦断してきてとうとう再び海に出た!と感慨にふける。
18時ごろ一旦ホテルに戻り休んで19時ごろ食事に出る。

あまりお腹が空いていなかったので軽めにオーダー。魚のスープ煮90F×2、ロワールの辛口白ワインのプイィフュメハーフボトル75F、クレームキャラメル25F、いちごとバニラのアイス40F、cafe。魚のスープ煮は塩味でさっぱり。骨ごとの魚がゴロゴロ入っていて食べにくいけど出汁がよく出ていて美味しかった。

フランスの北西部でイギリス側の海に面してるのはブルターニュ地方(西側)とノルマンディー地方(東側)だ。両地方ともほぼ葡萄の栽培北限を超えていてワインはあまり作られていない。代わりにりんごや洋梨の栽培が盛んでりんごの醸造酒シードルや蒸留酒カルヴァドスが生産されている。なのでワインは近隣の生産地であるロワール地方のワインが多く扱われている。

タクシー 100F、パン39.5F、夜ごはん 344F
計 483.5F(8,703円)

オート・ロッシュホテル代 1,280F×1泊=1,280F(23,040円)

アンボワーズ城
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クロ・リュセ城

懐かしのオート・ロッシュ

部屋の入り口は一階で中に階段がある

部屋が広すぎて持て余す

シェフに大感謝です

地中海ぶりの海に出たー